「クレジットカードをたくさん持っていると住宅ローンの審査に落ちるって本当?」「リボ払いの残高があるとダメ?」このような不安を抱えている方は少なくありません。
住宅ローンの審査を控えている方にとって、手持ちのクレジットカードがどう影響するのかは非常に気になるポイントです。
結論から言うと、クレジットカードの保有自体は問題ありませんが、リボ払いの残高やキャッシング枠は住宅ローンの借入可能額に直接影響します。審査前の対策をしっかりやっておくことで、通過率を大きく上げることができます。
この記事では、住宅ローン審査でクレジットカードがどのように影響するのか、審査前にやるべき対策を具体的に解説していきます。

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住宅ローン審査でクレジットカードが影響する3つのポイント
1. クレジットカードの枚数は直接的な影響は少ない
「カードの枚数が多いと審査に不利」とよく言われますが、実はカードを持っているだけで大きなマイナスになることは少ないです。
ただし、利用していないカードでも「潜在的な借入枠」として見られる場合があります。特にキャッシング枠が設定されていると、「いつでもその金額を借りられる状態」と判断されてしまうのです。
2. リボ払いの残高は返済負担率に直結する
リボ払いの残高がある場合、毎月のリボ返済額が住宅ローンの返済負担率の計算に加算されます。これが最も影響が大きいポイントです。
たとえば年収500万円で返済負担率の上限が35%の場合を見てみましょう。
- リボ払いなし → 住宅ローン返済に使える枠:年175万円(月約14.6万円)
- リボ返済月3万円あり → 住宅ローンに使える枠:年139万円(月約11.6万円)
リボ月3万円の返済があるだけで、借入可能額が数百万円も減ることがあります。たかがリボと侮らず、審査前の対策が重要です。住宅ローン審査で見られるポイントの全体像は以下の記事で解説しています。

3. キャッシング枠は「利用していなくても」影響する
ここが盲点です。キャッシング枠は実際に利用していなくても「借入可能な金額」として審査に影響する場合があります。
たとえば5枚のカードにそれぞれ50万円のキャッシング枠があると、合計250万円の「潜在的な借入枠」があると見なされてしまう可能性があるのです。


住宅ローン審査前にやるべきクレジットカードの整理
1. リボ払いの残高を全額返済する
リボ払いの残高は住宅ローン審査に最も悪影響を与える要素の一つです。住宅ローンの申し込み前に、リボ払いの残高はゼロにしておくのが鉄則です。一括返済が難しければ、できるだけ残高を減らしておきましょう。
2. 使っていないカードを解約する
長年使っていないクレジットカードがあれば、住宅ローンの申し込み前に解約しておきましょう。特にキャッシング枠が付いているカードは優先的に整理した方が良いです。
ただし、長期間利用しているカードは信用情報にプラスの履歴として残っているため、メインカード1〜2枚は残しておくことをおすすめします。
3. キャッシング枠をゼロに変更する
カードを解約したくない場合は、キャッシング枠だけゼロに変更するという方法もあります。カード会社に電話すれば変更できます。
4. 分割払いの残高も確認する
リボ払いだけでなく、分割払い(3回払い・6回払いなど)の残高も返済負担率に含まれます。家電や家具などの分割払いが残っていないか確認しましょう。
5. 支払い遅延がないか確認する
クレジットカードの引き落とし日に残高不足で支払いが遅れた経験があると、信用情報に記録されている可能性があります。事前にCICの信用情報開示で確認しておきましょう。
- リボ払いの残高はゼロにする
- 使っていないカードは解約する
- 残すカードのキャッシング枠はゼロに変更する
- 分割払いの残高も完済しておく
- 信用情報の開示請求で問題がないか確認する
クレジットカードの利用履歴が審査にプラスになるケース
クレジットカードはマイナス面ばかりではありません。実は適切な利用履歴は審査にプラスに働くのです。
きれいな返済履歴が信用力を証明する
クレジットカードを長期間利用して、一度も延滞なく支払いを続けている履歴は、金融機関に「この人は返済をきちんとする人だ」と評価されます。これを「クレジットヒストリー(クレヒス)」と呼びます。自分の信用情報を確認する方法は以下の記事で詳しく解説しています。



信用情報が真っ白だと逆に不利
クレジットカードを一度も使ったことがない人は信用情報に何も記録がない状態(スーパーホワイト)です。30代以上でこの状態だと、「過去に金融事故を起こして記録が消えた人では?」と疑われることがあります。適度なカード利用は信用構築のために大切です。


住宅ローン審査前のチェックリスト
住宅ローンの申し込み前に、以下の項目をチェックしてみてください。
- リボ払いの残高はゼロか?
- 分割払いの残高は完済しているか?
- 使っていないカードは解約したか?
- 残すカードのキャッシング枠はゼロにしたか?
- 過去2年間で支払い遅延はないか?
- 信用情報の開示請求で問題がないことを確認したか?
全部クリアできれば、クレジットカード関連での審査落ちリスクはかなり低くなります。もし審査に落ちてしまった場合の対策は以下の記事でまとめています。



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住宅ローン審査とクレジットカードに関するよくある質問
Q. カードの引き落とし日に1日遅れたことがあるけど大丈夫?
1日の遅延なら信用情報に記録されないことがほとんどです。ただし、遅延の期間が長くなると記録されます。CICの場合は入金状況が毎月記録されているため、気になるなら開示請求して確認しましょう。
Q. 住宅ローン審査中に新しいクレジットカードを作ってもいい?
避けた方が良いです。審査中にカードを新規発行すると、信用情報に照会履歴が残って審査に悪影響を与える可能性があります。住宅ローンが実行されるまでは、新しいカードの申し込みは控えましょう。
Q. 配偶者のクレジットカードの利用状況も影響する?
原則として配偶者の信用情報は審査に影響しません。ただし、ペアローンや収入合算で申し込む場合は配偶者の信用情報もチェックされるため注意が必要です。
Q. クレジットカードは何枚まで持っていて大丈夫?
明確な基準はありませんが、2〜3枚程度に絞っておくのが安心です。キャッシング枠が付いていないカードであれば、もう少し多くても大きな問題にはなりません。
Q. ETCカードや家族カードも影響する?
ETCカードは本体のクレジットカードに紐づいているだけなので、単独での影響はありません。家族カードも、審査対象は本会員の信用情報ですので、家族カード自体が問題になることはありません。
まとめ:住宅ローン前のクレジットカード整理が審査通過のカギ
- カードの保有自体は問題ないがキャッシング枠には注意
- リボ払いの残高は借入可能額を大幅に減らす最大のリスク
- 使っていないカードは解約、残すカードはキャッシング枠をゼロに
- きれいなクレジットヒストリーは逆にプラス評価
- 審査前に必ず信用情報の開示請求で確認する
住宅ローンは人生で最も大きな買い物です。クレジットカードの整理というちょっとした準備で審査通過率が大きく変わりますので、ぜひ実践してみてください。


信用情報の確認はCIC公式サイトから開示請求できます。住宅ローンの基本情報は住宅金融支援機構のサイトも参考になります。クレジットカードの基礎知識は日本クレジット協会の情報もあわせてチェックしてみてください。
※この記事は一般的な情報を提供するものであり、個別の審査結果を保証するものではありません。具体的な審査基準は金融機関によって異なります。
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