住宅ローンの借り換えは「やったほうがいいのはわかるけど、手続きが面倒そう…」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
実際のところ、借り換え手続きは仮審査から融資実行まで約1ヶ月半〜2ヶ月かかりますが、各ステップでやることを把握しておけばそこまで大変ではありません。最近はネット完結で手続きできる銀行も増えており、来店不要で進められるケースがほとんどです。
この記事では、借り換え手続きの流れを時系列で整理し、各ステップでやるべきことと所要期間をわかりやすくまとめました。「何から始めればいいかわからない」という方は、このガイドに沿って進めてみてください。

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借り換え手続きの全体スケジュール
借り換えにかかる期間は、仮審査から融資実行まで約1ヶ月半〜2ヶ月が目安です。全体の流れを一覧で確認しましょう。
| ステップ | 内容 | 所要期間 |
|---|---|---|
| STEP1 | 情報収集・比較検討 | 1週間〜 |
| STEP2 | 仮審査の申し込み | 即日〜1週間 |
| STEP3 | 本審査の申し込み | 1〜3週間 |
| STEP4 | 契約手続き | 1週間程度 |
| STEP5 | 融資実行・旧ローン完済 | 1日 |
| STEP6 | 抵当権の変更登記 | 同日〜数日後 |
それぞれのステップで何をすればいいのか、詳しく見ていきましょう。
STEP1:情報収集・比較検討(1週間〜)
まずは借り換え先の候補を絞り込みます。最低でも3行くらいは比較したいところです。チェックすべきポイントは主に3つあります。
- 金利:変動・固定・期間選択型のどれを選ぶか
- 諸費用:事務手数料・保証料がどのくらいかかるか
- 団信の保障内容:がん保障や全疾病保障が付くか
金利だけでなく、諸費用と団信の保障内容まで含めたトータルコストで比較するのが鉄則です。各銀行の公式サイトを一つずつ確認するのは大変なので、比較サービスを活用すると効率的でしょう。
STEP2:仮審査(事前審査)の申し込み(即日〜1週間)
候補が決まったら仮審査を申し込みます。ネット完結で申し込める銀行がほとんどで、必要な情報を入力するだけなので15分程度で完了します。
仮審査に必要な入力情報は以下の通りです。
- 氏名・住所・連絡先
- 年収・勤務先情報
- 現在のローン残高・金利・残期間
- 物件情報(所在地・面積・築年数)
仮審査の結果は最短即日〜1週間程度で出ます。ネット銀行は結果が出るのが早い傾向にあります。
仮審査は複数の銀行に同時に出してOKです。「信用情報に悪影響があるのでは?」と心配する方もいますが、住宅ローンの仮審査を複数出すのは一般的なことなので問題ありません。むしろ比較のためにも2〜3行に出すのがおすすめです。

STEP3:本審査の申し込み(1〜3週間)
仮審査に通ったら本審査に進みます。ここでは実際に書類の提出が必要になります。
本審査に必要な主な書類
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカードなど
- 収入証明書類:源泉徴収票、住民税決定通知書など
- 物件関連書類:登記簿謄本、売買契約書のコピーなど
- 現在のローン関連書類:返済予定表、残高証明書
物件の登記簿謄本は登記・供託オンライン申請システムからオンラインで取得できます。法務局に行く必要がないため、仕事で忙しい方でも手続き可能です。
本審査の結果が出るまでは1週間〜3週間程度かかります。書類に不備があると追加の提出を求められ、さらに時間がかかるため、最初にしっかり確認して提出しましょう。
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STEP4:契約手続き(1週間程度)
本審査に通ったら、正式な契約(金銭消費貸借契約)を結びます。最近は電子契約に対応している銀行も増えてきており、来店不要で手続きできるケースも多くなっています。
契約時に確認すべきポイントは以下の通りです。
- 金利タイプと適用金利が仮審査時と同じか
- 返済方法(元利均等 or 元金均等)
- 団信の保障内容
- 融資実行日のスケジュール
契約書に署名・捺印する前に、金利や保障内容が仮審査時の条件と一致しているか必ず確認してください。稀に条件が変わっていることがあるため、疑問点があれば遠慮なく銀行に確認しましょう。
STEP5:融資実行・旧ローン完済(1日)
融資実行日に、新しい銀行から借入金が振り込まれ、そのお金で旧ローンを一括返済します。この手続きは銀行間で自動的に行われるため、自分で特別なことをする必要はほとんどありません。
融資実行日は月末に設定されるのが一般的です。旧ローンの返済日との兼ね合いもあるため、銀行とスケジュールをしっかり調整しておきましょう。

STEP6:抵当権の変更登記(同日〜数日後)
旧ローンの抵当権を抹消して、新しいローンの抵当権を設定します。この手続きは司法書士が代行してくれるため、基本的にお任せで大丈夫です。銀行が司法書士を手配してくれることがほとんどです。
司法書士への報酬は8万〜15万円程度が相場です。この費用は借り換え諸費用に含まれます。
手続きをスムーズに進める3つのコツ
1. 書類は早めに準備する
本審査で一番時間がかかるのは書類集めです。特に登記簿謄本や源泉徴収票は、手元にない場合は取得に数日かかることがあります。仮審査と並行して準備を始めるのが理想です。
2. 現在の銀行への連絡は本審査通過後でOK
「借り換えます」と今の銀行に伝えるのは、新しい銀行の本審査に通ってからで大丈夫です。先に伝えると引き止めの交渉が始まることもありますが、それはそれで金利交渉のチャンスにもなります。
3. 月末スケジュールを意識する
融資実行日は月末が一般的です。逆算すると、本審査の申し込みは融資実行の1ヶ月前までに行うのがベストです。スケジュールに余裕を持って動きましょう。
借り換え手続きでよくある質問
Q. 手続き中に金利が変わることはありますか?
はい、あり得ます。融資実行月の金利が適用されるのが一般的なため、仮審査時と融資実行時で金利が異なる可能性があります。ただし、大きく変動するケースは稀です。
Q. 借り換え手続きにかかる費用はどのくらい?
借入額3,000万円のケースで、トータル80万〜120万円程度が目安です。事務手数料、登記費用、司法書士報酬などが主な内訳となります。
Q. 手続きは全部ネットでできますか?
ネット銀行であれば、仮審査から契約まで来店不要で手続きできるところが増えています。書類もスマホで撮影してアップロードするだけでOKな銀行がほとんどです。
まとめ:手続きは面倒でもメリットは大きい
住宅ローンの借り換え手続きは確かに手間がかかります。しかし、数百万円の節約になる可能性があることを考えれば、やる価値は十分にあるでしょう。
- 借り換え手続きは全体で約1ヶ月半〜2ヶ月
- 仮審査はネットで15分程度。複数行に同時申し込みOK
- 本審査の書類準備が一番時間がかかるポイント
- 融資実行・抵当権変更は銀行と司法書士にお任せ
- 今の銀行への連絡は本審査通過後でOK
最近はネット完結で手続きできる銀行も多く、昔に比べたらかなり楽になっています。まずは気軽に仮審査から始めてみてください。

住宅ローン全般の情報は全国銀行協会(www.zenginkyo.or.jp・サイト終了)のサイトでも充実しています。また、各銀行の手続きフローについては住宅金融支援機構(フラット35)の公式サイトも参考になるでしょう。
※この記事の情報は記事執筆時点のものです。手続きの流れや必要書類は各金融機関により異なる場合があります。
※詳細は借り換え先の金融機関にお問い合わせください。
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