ローンを組むときに必ず出てくるのが「固定金利にする?変動金利にする?」という選択です。正直、よくわからないまま選んでいる方も多いのではないでしょうか。
この選択は住宅ローンの総返済額に数百万円の差を生むこともあり、非常に重要な判断です。しかし、どちらが正解かは将来の金利次第なので、誰にも断言できません。
この記事では、固定金利と変動金利の違いをできるだけシンプルに説明し、それぞれに向いている方の特徴をご紹介します。自分に合った金利タイプを選ぶ判断基準にしていただければ幸いです。

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固定金利とは
固定金利は、借入時に決まった金利がずっと変わらないタイプです。「全期間固定」なら完済まで同じ金利、「10年固定」なら10年間は同じ金利(その後は変動または再選択)になります。
メリット
- 返済額が確定するため家計の見通しが立てやすい
- 金利が上がっても自分には影響がない
- 将来の不安がなく精神的に安心
デメリット
- 変動金利より金利が高い
- 金利が上がらなかった場合、余計に利息を払ったことになる
変動金利とは
変動金利は、市場金利に連動して定期的に金利が見直されるタイプです。通常は半年に1回金利が見直され、5年に1回返済額が変更されます(5年ルール)。
メリット
- 固定金利より金利が低い
- 金利が下がれば返済額も減る
- 短期間で返済するなら利息を最小限に抑えられる
デメリット
- 金利が上がれば返済額が増える
- 将来の返済額が読めない
- 最悪のケースでは返済が苦しくなる可能性がある

金利水準の目安
参考までに、住宅ローン金利の目安を紹介します。
| 金利タイプ | 金利の目安 |
|---|---|
| 変動金利 | 年0.3%~0.5%台 |
| 10年固定 | 年1.0%~1.5%程度 |
| 全期間固定(フラット35) | 年1.5%~2.0%程度 |
変動と全期間固定で約1.0%~1.5%の金利差があります。3,000万円・35年のローンだと、この差は総返済額で500万~800万円くらいの違いになります。
どっちを選ぶべき?
固定金利が向いている方
- 返済額が変わるのが不安・ストレスな方
- 将来の収入が大幅に増える見込みがない方
- 金利が上がったら家計が厳しくなる方
- 返済期間が20年以上の長期の方
変動金利が向いている方
- 金利が1~2%上がっても返済に余裕がある方
- 繰上返済で早期完済を予定している方
- 貯蓄が十分にありリスクを取れる方
- 返済期間が10年以下と短い方
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変動金利の「5年ルール」と「125%ルール」
変動金利には多くの金融機関で以下の安全装置が設けられています。
5年ルール:金利が変わっても、5年間は毎月の返済額を変えない。
125%ルール:返済額を見直すときも、前回の返済額の125%(1.25倍)を超えないようにする。
これらのルールのおかげで、金利が急上昇しても返済額が急に跳ね上がることはありません。ただし、利息の支払いが増える分、元金の返済が遅れるため、返済期間が延びたり最終返済時に残額を一括で支払う必要が出たりする可能性はあります。

迷ったときの考え方
「結局どっちがいいかわからない…」という方は、こう考えてみてください。
「金利が○%上がったらどうなるか」をシミュレーションしてみましょう。金利が1%上がった場合、2%上がった場合の返済額を計算して、それでも家計が大丈夫なら変動金利でOKです。厳しいなら固定金利を選んだほうが安全です。
シミュレーションは住宅金融支援機構のツールで無料でできます。
まとめ
- 固定金利:返済額が確定して安心だが金利は高め
- 変動金利:金利が低くてお得だが将来のリスクあり
- 金利差は総返済額で数百万円の違いになることも
- 「金利が上がったら家計は大丈夫か」で判断するのがポイント
- どちらが正解かは誰にもわからない(将来の金利次第)
固定金利と変動金利、どちらが正解かは誰にもわかりません。将来の金利がどうなるかは予測できないからです。大切なのは、自分のリスク許容度と家計の余裕をベースに判断すること。
迷ったら日本FP協会のファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。金利タイプの基本的な解説は全国銀行協会のサイトでも確認できます。

※この記事の金利は記事執筆時点の目安です。最新の金利は各金融機関の公式サイトでご確認ください。
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