住宅ローンの借り換えを検討する際、真っ先に候補に挙がるのがネット銀行です。店舗を持たないぶん運営コストが低く、その分だけ低金利や充実した団信を実現している金融機関が多いためです。
ネット銀行の住宅ローンは「低金利」「保証料無料」「団信の手厚さ」の三拍子が揃っており、借り換え先として非常に有力な選択肢と言えます。一方で、事務手数料が借入額の2.2%と高額になりやすい点や、対面相談ができない点はデメリットとして把握しておく必要があります。
この記事では、借り換えにおすすめのネット銀行5行を金利・手数料・団信の内容で比較し、自分に合った選び方のポイントまで解説します。

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ネット銀行が借り換えに強い理由
ネット銀行が住宅ローンの借り換え先として人気を集めているのには明確な理由があります。
- 金利が低い:店舗の維持費がかからないぶん、業界最低水準の金利を実現
- 保証料が無料:ほとんどのネット銀行で保証料がゼロ
- 団信が充実:がん保障や全疾病保障が金利上乗せなしで付帯するケースも
- Web完結:来店不要で申し込みから融資実行まで手続き可能
一方で事務手数料は「借入額の2.2%」が主流です。3,000万円の借り換えなら66万円にのぼるため、この点を含めた総コストでの比較が欠かせません。
おすすめネット銀行5選
1. 住信SBIネット銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変動金利 | 年0.298%〜(記事執筆時点) |
| 事務手数料 | 借入額の2.2% |
| 保証料 | 無料 |
| 団信 | 全疾病保障が金利上乗せなし |
借り換え先として最もスタンダードな選択肢です。変動金利の低さに加え、全疾病保障が無料で付帯するのが大きな魅力。三井住友信託銀行とSBIホールディングスの合弁企業であり、信頼性も高い銀行です。
2. auじぶん銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変動金利 | 年0.319%〜(記事執筆時点) |
| 事務手数料 | 借入額の2.2% |
| 保証料 | 無料 |
| 団信 | がん50%保障+4疾病50%保障が金利上乗せなし |
KDDIと三菱UFJ銀行の合弁による銀行です。がん50%保障が無料で付帯するのが最大の特徴で、au回線のユーザーであればさらに金利優遇を受けられるケースもあります。
3. PayPay銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変動金利 | 年0.315%〜(記事執筆時点) |
| 事務手数料 | 借入額の2.2% |
| 保証料 | 無料 |
| 団信 | がん50%保障(上皮内がん含む)が金利上乗せなし |
団信のがん保障に上皮内がんが含まれているのが他にない強みです。上皮内がんは一般的ながん保険では支払い対象外となることが多いため、この保障範囲の広さは大きな差別化ポイントと言えます。

4. ソニー銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変動金利 | 年0.397%〜(記事執筆時点) |
| 事務手数料 | 借入額の2.2%(定額型は4.4万円で金利+0.15%) |
| 保証料 | 無料 |
| 団信 | がん50%保障が金利上乗せなし |
事務手数料に「定額型」を選べるのが特徴です。定額型なら事務手数料はわずか4.4万円で済みますが、その代わり金利が0.15%上乗せされます。繰り上げ返済で早期完済を予定しているなら、定額型のほうがトータルでお得になるケースがあります。
5. 楽天銀行(フラット35)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利 | 全期間固定:フラット35の最低水準 |
| 事務手数料 | 借入額の1.1%(業界最低水準) |
| 保証料 | 無料 |
| 団信 | 機構団信(全期間固定の場合) |
固定金利での借り換えを考えている方に最適な選択肢です。事務手数料が借入額の1.1%と、他のネット銀行の半額程度で済むのが大きなメリットです。金利上昇リスクを完全に排除したい方は検討してみてください。
ネット銀行の選び方
変動金利で選ぶなら
金利の低さを最優先にするなら住信SBIネット銀行がトップクラスです。団信の全疾病保障も含めた総合力の高さが光ります。au回線を利用しているならauじぶん銀行も有力な候補になります。
固定金利で選ぶなら
全期間固定での借り換えなら楽天銀行のフラット35が第一候補です。事務手数料の安さが他行と一線を画しています。
団信で選ぶなら
全疾病保障を重視するなら住信SBIネット銀行、がん保障を重視するならauじぶん銀行またはPayPay銀行が有力です。特にPayPay銀行は上皮内がんまでカバーする点で他行にないメリットがあります。
ネット銀行のデメリット・注意点
対面相談ができない
住宅ローンの借り換えは金額が大きいため、「対面でじっくり相談したい」という方には不向きです。ただしチャットやコールセンターによるサポートは各行とも充実しているため、オンラインでのやり取りに抵抗がなければ問題なく進められます。
事務手数料が高い
定率型2.2%の場合、3,000万円の借り換えで66万円の事務手数料が発生します。保証料が無料とはいえ、初期費用としてはかなりの金額です。繰り上げ返済で早期完済を考えている方は、ソニー銀行のような定額型を選べる銀行も検討してみてください。
審査に時間がかかることがある
ネット銀行は金利の低さから申し込みが殺到しやすく、審査に時間がかかるケースがあります。余裕を持ったスケジュールで申し込みましょう。

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借り換えの効果を判断する目安
住宅ローンの借り換えで効果が出やすい条件は、一般的に以下の3つが同時に満たされた場合です。
- 現在の金利と新しい金利の差が0.5%以上
- 残りの返済期間が10年以上
- ローン残高が1,000万円以上
上記の3条件を満たしている場合は、諸費用を差し引いても借り換えのメリットが出る可能性が高いです。逆に残期間が短い、または残高が少ない場合は、諸費用のほうが大きくなってしまうことがあるため注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q. ネット銀行の住宅ローンは安全?
A. この記事で紹介しているネット銀行はすべて金融庁の認可を受けた正規の銀行です。預金保険制度の対象でもあり、安全性に問題はありません。
Q. 複数のネット銀行に事前審査を出してもいい?
A. 事前審査は複数行に出すのが一般的です。3〜5行程度に審査を出して条件を比較するのがベストな方法です。事前審査の段階では信用情報への影響は限定的ですので、遠慮なく活用してください。
Q. 借り換え手続きにはどのくらいの期間がかかる?
A. 事前審査から融資実行まで、通常1〜2ヶ月程度です。ネット銀行は申し込みが集中する時期には審査が遅れることもあるため、余裕を持って手続きを進めましょう。
まとめ|借り換えならネット銀行が第一候補
- ネット銀行は金利・団信・保証料の面で借り換えに最適
- 変動金利なら住信SBIネット銀行やauじぶん銀行が有力
- 固定金利なら楽天銀行のフラット35が低コスト
- 団信はがん保障・全疾病保障の内容で比較
- 事務手数料(借入額の2.2%)は初期費用として大きい点に注意
住宅ローンの借り換え先として、ネット銀行は金利・団信・利便性のいずれにおいても高い水準にあります。まずは気になる銀行に事前審査を出して、具体的な条件を確認するところから始めてみてください。
各銀行の最新金利は毎月更新されるため、申し込み前に必ず公式サイトで確認しましょう。比較ツールとしてはモゲチェックや価格.comの住宅ローン比較も便利です。住宅ローンの基礎知識は住宅金融支援機構のフラット35公式サイトでも学ぶことができます。
※この記事の金利は記事執筆時点の情報です。最新の金利は各金融機関の公式サイトでご確認ください。住宅ローンの審査結果は個人の状況により異なります。
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