複数の借入を一つにまとめて毎月の返済負担を減らしたい…そんな方に検討していただきたいのが「おまとめローン」です。でも、銀行系と消費者金融系のどちらを選べばいいのか、どこが審査に通りやすいのか、わかりにくいですよね。
おまとめローン選びのカギは「金利の低さ」「借入限度額」「審査の通りやすさ」の3つです。銀行系は金利が低い代わりに審査が厳しく、消費者金融系は審査が柔軟な代わりに金利がやや高い、という特徴があります。
この記事では、銀行系・消費者金融系のおまとめローンを徹底比較しました。自分の借入状況や返済能力に合った最適なおまとめローンを見つけるために、ぜひ最後までお読みください。

おまとめローンとは?基本の仕組みを解説
おまとめローンとは、複数の借入先を1社にまとめて返済を一本化するためのローン商品です。バラバラだった返済日が1日にまとまり、金利が下がることで毎月の返済額や総返済額を減らせる可能性があります。
おまとめローンのメリット
- 返済日が月1回になる:複数の返済日を管理する手間がなくなります
- 金利が下がる可能性がある:借入総額が大きくなると低い金利が適用されやすくなります
- 毎月の返済額を抑えられる:返済期間の調整により月々の負担を軽減できます
- 精神的な負担が減る:複数の借入先を抱えるプレッシャーから解放されます
おまとめローンのデメリット・注意点
- 返済期間が延びると総返済額が増える場合がある:月々の返済額を下げると返済期間が長くなり、利息の総額が増えるケースもあります
- 追加借入ができなくなる場合がある:おまとめ専用ローンは追加の借入に対応していないことが多いです
- 審査に通らない場合もある:借入件数や金額が多すぎると審査が厳しくなります
おまとめローンは「月々の返済額を減らすこと」が目的ではなく、「完済に向けて返済を整理すること」が本来の目的です。返済期間を延ばしすぎて総返済額が増えてしまっては本末転倒なので、シミュレーションをしっかり行いましょう。
おまとめローンおすすめ比較一覧
銀行系と消費者金融系の主要おまとめローンを一覧で比較します。
| 商品名 | 種別 | 金利(実質年率) | 限度額 | 審査スピード | 来店 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京スター銀行おまとめローン | 銀行系 | 9.8%〜14.6% | 最大1,000万円 | 数日〜1週間 | 不要 |
| 楽天銀行スーパーローン | 銀行系 | 1.9%〜14.5% | 最大800万円 | 数日 | 不要 |
| イオン銀行カードローン | 銀行系 | 3.8%〜13.8% | 最大800万円 | 数日 | 不要 |
| アコム借換え専用ローン | 消費者金融系 | 7.7%〜18.0% | 最大300万円 | 即日可 | 不要 |
| プロミスおまとめローン | 消費者金融系 | 6.3%〜17.8% | 最大300万円 | 即日可 | 不要 |
| アイフルおまとめMAX | 消費者金融系 | 3.0%〜17.5% | 最大800万円 | 即日可 | 不要 |

銀行系おまとめローンの特徴と詳細
東京スター銀行おまとめローン|おまとめ専用で安心
東京スター銀行はおまとめローン専用商品を提供している数少ない銀行です。おまとめ目的での利用に特化しているため、借換えの仕組みがわかりやすく設計されています。
金利は9.8%〜14.6%で、消費者金融の上限金利18.0%と比較すると大幅に低くなります。限度額は最大1,000万円と高額なので、複数社からの借入総額が大きい方にも対応可能です。
ただし、申込には「正社員・契約社員・派遣社員」であることが条件となっており、パート・アルバイトの方は利用できません。また、前年の年収が200万円以上という条件もあります。
- おまとめ専用商品で仕組みがわかりやすい
- 最大1,000万円まで対応
- 金利は9.8%〜14.6%で消費者金融より低い
- 正社員・契約社員・派遣社員が対象
- 年収200万円以上が条件
楽天銀行スーパーローン|楽天ユーザーにメリットが大きい
楽天銀行スーパーローンはおまとめ専用商品ではありませんが、おまとめ目的での利用が可能です。金利は1.9%〜14.5%と幅広く、借入額によっては非常に低い金利が適用される可能性があります。
楽天会員なら審査優遇の可能性があるとされており、楽天グループのサービスを日常的に利用している方にはメリットが大きいでしょう。入会でもれなく楽天ポイントがもらえるキャンペーンも頻繁に実施されています。
パート・アルバイトの方でも申込可能な点は、東京スター銀行にはない強みです。
イオン銀行カードローン|上限金利の低さが魅力
イオン銀行カードローンの最大の特徴は上限金利が13.8%と業界最低水準であること。はじめての利用では上限金利が適用されることが多いため、この0.7%〜1.2%の差は見逃せません。
イオン銀行の口座がなくても申込可能で、全国のイオン店舗内に設置されたATMなら手数料無料で利用できます。日頃からイオンで買い物をする方には利便性が高いでしょう。

消費者金融系おまとめローンの特徴と詳細
アコム借換え専用ローン|最大手の安定感
アコムの借換え専用ローンは、消費者金融からの借入を1本にまとめるための専用商品です。通常のカードローンとは異なり、追加借入ができない返済専用のローンとなっています。
三菱UFJフィナンシャル・グループの大手ならではの安定感があり、電話相談の対応も丁寧です。申込は来店不要で、審査も即日対応。急いでおまとめしたい方に向いています。
限度額は最大300万円なので、借入総額が300万円以内の方に適しています。それ以上の金額をまとめたい場合は、アイフルおまとめMAXや銀行系を検討しましょう。
プロミスおまとめローン|審査スピードが強み
プロミスのおまとめローンは、最短即日で審査結果がわかるスピード対応が特徴です。複数の借入を一刻も早くまとめたいという方には心強い選択肢でしょう。
金利は6.3%〜17.8%で、消費者金融系の中では下限金利が比較的低く設定されています。返済方法も口座振替に対応しており、毎月の返済を自動化できる点も便利です。
アイフルおまとめMAX|限度額が大きい
アイフルのおまとめMAXは、消費者金融系では珍しく限度額が最大800万円と非常に高額です。銀行ローンやクレジットカードのリボ払いもまとめられるのが大きな特徴で、幅広い借入を一本化したい方に向いています。
銀行ローンやショッピングリボまでまとめられるおまとめローンは少ないので、これらの借入もある方はアイフルおまとめMAXを検討する価値があります。
独立系の消費者金融ならではの柔軟な審査基準も魅力です。他社で審査に通らなかった方でも、アイフルなら通る可能性があります。
- アコム:大手グループの安定感・最大300万円
- プロミス:審査スピード重視・下限金利が比較的低い
- アイフル:限度額800万円・銀行ローンやリボもまとめられる
銀行系と消費者金融系、どちらを選ぶべき?
結論として、「審査に自信がある方は銀行系」「審査に不安がある方や急いでいる方は消費者金融系」を選ぶのが基本的な考え方です。以下の比較表で違いを整理しましょう。
| 比較項目 | 銀行系 | 消費者金融系 |
|---|---|---|
| 金利 | 低い(1.9%〜14.6%) | やや高い(3.0%〜18.0%) |
| 限度額 | 大きい(800万〜1,000万円) | 小さめ(300万〜800万円) |
| 審査の厳しさ | 厳しい | 比較的柔軟 |
| 審査スピード | 数日〜1週間 | 即日対応可 |
| 総量規制 | 対象外 | 対象(ただしおまとめは例外) |
| パート・アルバイト | 商品による | 申込可能 |
重要なポイントとして、消費者金融のおまとめローンは「顧客に一方的に有利な借換え」に該当するため、総量規制の例外となります。つまり、年収の3分の1を超える金額でもおまとめ目的であれば借入が可能です。

おまとめローンの審査に通るためのポイント
おまとめローンは通常のカードローンより審査が厳しい傾向があります。以下のポイントを押さえて、審査通過の可能性を高めましょう。
借入件数は少ないほど有利
借入件数が4件以上になると審査が厳しくなると言われています。おまとめ申込の前に、少額の借入は完済して件数を減らしておくと審査に有利です。
返済の遅延がないか確認する
直近6か月〜1年以内に返済の遅延がある場合、審査に大きなマイナスとなります。現在の借入先への返済は絶対に遅れないようにしましょう。
正確な情報で申し込む
他社の借入額や件数は信用情報機関のデータと照合されます。虚偽の申告をしても必ずバレるので、正直に記入してください。逆に、すでに完済しているのに借入ありと申告してしまうケースもあるので、事前に自分の信用情報を確認しておくと安心です。
銀行系がダメなら消費者金融系に切り替える
まずは金利の低い銀行系に申し込み、審査に通らなかった場合は消費者金融系を検討するのが現実的な戦略です。消費者金融系は審査が柔軟なので、銀行系で落ちた方でも通る可能性があります。
おまとめローン利用時の注意点
おまとめ後の追加借入は厳禁
おまとめローンで一本化した後に、再び他社から借入をしてしまっては意味がありません。おまとめ後は新規の借入をしないと決めて、完済に向けて返済に集中しましょう。おまとめ前に利用していた消費者金融やカードローンは解約してしまうのが安全です。
月々の返済額を下げすぎない
おまとめローンでは返済期間を長く設定できるため、月々の返済額を大幅に下げることが可能です。しかし、返済期間が延びれば利息の総額も増えます。無理のない範囲で、できるだけ月々の返済額は高めに設定するのが総返済額を抑えるコツです。
金利が本当に下がるかシミュレーションする
おまとめローンにしたのに金利が変わらない、もしくは上がってしまうケースもゼロではありません。申込前に必ず以下の計算をしてください。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 現在の加重平均金利 | 各社の借入額×金利の平均を算出 |
| おまとめ後の適用金利 | 審査結果で決まる(上限金利で試算するのが安全) |
| 月々の返済額 | 現在の合計額と比較 |
| 総返済額 | おまとめ前後で比較(ここが最も重要) |

おまとめローンと債務整理の違い
「借入が多くて返済が苦しい」という状況では、おまとめローンだけでなく債務整理も選択肢に入ります。両者の違いを理解しておきましょう。
| 比較項目 | おまとめローン | 債務整理(任意整理) |
|---|---|---|
| 信用情報への影響 | 影響なし(正常な借入) | 事故情報として登録される |
| 元本の減額 | なし(全額返済する) | 交渉により減額の可能性あり |
| 利息のカット | 金利が下がる可能性 | 将来の利息がカットされる |
| 今後の借入 | 通常通り可能 | 5〜10年間は困難 |
| 専門家への依頼 | 不要 | 弁護士・司法書士に依頼 |
おまとめローンは信用情報に傷がつかないのが最大のメリットです。一方で、返済が本当に厳しい場合は債務整理のほうが根本的な解決になることもあります。月々の収入から返済を続けられるかどうかが、おまとめローンか債務整理かの判断基準です。
よくある質問(FAQ)
Q. おまとめローンの審査は通常のカードローンより厳しいですか?
A. 一般的に、おまとめローンのほうが審査は厳しい傾向にあります。すでに複数の借入がある方が申し込むため、返済能力がより厳しくチェックされます。
Q. パート・アルバイトでもおまとめローンは使えますか?
A. 消費者金融系(アコム・プロミス・アイフル)であれば、パート・アルバイトでも申込可能です。銀行系は商品によって正社員限定の場合があります。
Q. おまとめローンで住宅ローンや自動車ローンもまとめられますか?
A. 基本的に、おまとめローンの対象は無担保ローン(カードローン・消費者金融・クレジットカードのリボ払いなど)です。住宅ローンや自動車ローンは対象外のケースがほとんどです。
Q. おまとめローンの申込に必要な書類は?
A. 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)と収入証明書類(源泉徴収票・給与明細等)が必要です。また、現在の借入先がわかる書類の提出を求められることもあります。
Q. おまとめローンを利用すると信用情報に悪影響はありますか?
A. おまとめローン自体は通常の借入と同じ扱いなので、信用情報に悪影響はありません。むしろ、複数の借入を1本にまとめて着実に返済することで、信用情報の改善につながる可能性もあります。
Q. おまとめ後に追加でお金を借りることはできますか?
A. おまとめ専用ローンの場合は追加借入ができません。通常のカードローンをおまとめ目的で利用した場合は追加借入が可能ですが、借入残高を増やすことはおすすめしません。

まとめ:自分の状況に合ったおまとめローンを選ぼう
- 金利重視なら銀行系(東京スター銀行・イオン銀行・楽天銀行)
- 審査スピード重視なら消費者金融系(アコム・プロミス・アイフル)
- 限度額が大きいのはアイフルおまとめMAX(最大800万円)
- 銀行ローンやリボ払いもまとめたいならアイフル
- まずは銀行系に申し込み、ダメなら消費者金融系に切り替える
- おまとめ後は追加借入をせず、完済に集中する
おまとめローンは、複数の借入を整理して完済に向けた道筋をつけるための有効な手段です。大切なのは、おまとめして終わりではなく、おまとめをきっかけに確実に完済を目指すこと。まずは各社の返済シミュレーションを使って、おまとめ前後の返済額や総返済額を比較するところから始めてみてください。
借入に関する相談は、金融庁の金融サービス利用者相談室で無料で受けることができます。多重債務でお悩みの方は法テラス(日本司法支援センター)の利用も検討してみてください。おまとめローンの仕組みについては、日本貸金業協会のサイトにもわかりやすい解説があります。
※この記事の情報は執筆時点のものです。最新の金利・審査基準・サービス内容は各社の公式サイトでご確認ください。ローンのご利用は計画的にお願いいたします。


