「子どもの進学費用、どうやって用意しよう…」と悩んでいる保護者の方にとって、教育ローンは心強い選択肢です。
結論から言うと、教育ローンは「国の教育ローン」が金利最安で最優先の選択肢です。それで足りない場合に民間の教育ローンを組み合わせるのが賢い使い方になります。
この記事では、教育ローンの金利を国と民間で比較し、それぞれの特徴やおすすめの選び方をわかりやすく解説します。奨学金との違いについても触れていますので、教育資金の準備を検討中の方はぜひ参考にしてください。

🐧 ナビ助のおすすめ!
国の教育ローン(日本政策金融公庫)
日本政策金融公庫が提供する「教育一般貸付」は、教育ローンの中で最も金利が低く、真っ先に検討すべき選択肢です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利 | 年2.35%(固定金利) |
| 借入限度額 | 子ども1人あたり350万円(一定条件で450万円) |
| 返済期間 | 最長18年 |
| 世帯年収の上限 | 子ども1人:790万円、2人:890万円など |
| 在学中の返済 | 利息のみの返済が可能(元金据え置き) |
※金利は変動するため、最新の金利は日本政策金融公庫の教育ローンページで確認してください。
民間の教育ローン(銀行・信用金庫等)
各金融機関が独自に提供する教育ローンです。国の教育ローンでは足りない場合や、世帯年収が上限を超えている場合に利用します。
| 項目 | 一般的な内容 |
|---|---|
| 金利 | 年2.0%~5.0%程度(変動金利が多い) |
| 借入限度額 | 300万~1,000万円(金融機関により異なる) |
| 返済期間 | 最長10~15年 |
| 世帯年収の上限 | なし(審査基準として最低年収の条件あり) |
| 審査スピード | 最短即日~1週間 |
主要な教育ローンの金利比較
| 教育ローン名 | 金利 | 借入上限 | タイプ |
|---|---|---|---|
| 国の教育ローン(日本政策金融公庫) | 年2.35%(固定) | 350万円 | 国 |
| 三井住友銀行 教育ローン | 年3.475%(変動) | 300万円 | 銀行系 |
| みずほ銀行 教育ローン | 年3.475%(変動) | 300万円 | 銀行系 |
| 三菱UFJ銀行 教育ローン | 年3.975%(変動) | 500万円 | 銀行系 |
| JAバンク 教育ローン | 年2.0%~4.0% | 各JAにより異なる | JA系 |
※記事執筆時点の情報です。金利は審査結果や条件により異なります。

教育ローンと奨学金の違い
教育ローンと奨学金は似ているようで全く別の制度です。違いを押さえておきましょう。
| 項目 | 教育ローン | 奨学金(日本学生支援機構) |
|---|---|---|
| 借りる人 | 保護者 | 学生本人 |
| 受け取り方 | 一括で振り込み | 毎月定額振り込み |
| 返済開始 | 借入翌月から(据え置き可能) | 卒業後から |
| 金利(有利子の場合) | 年2%~5%程度 | 年0.905%以下(第二種) |
| 使い道 | 入学金・授業料・生活費など幅広い | 学生生活に関する費用 |
金利だけで見ると奨学金のほうがずっと低いです。ただし、奨学金は学生本人が借金を背負うことになるため、安易に利用すべきかは慎重に判断しましょう。
教育ローンと奨学金は併用も可能です。入学時にまとまった資金が必要な場合は教育ローン、在学中の月々の費用は奨学金という使い分けもできます。
🐧 ナビ助のおすすめ!
教育ローンの賢い選び方5つのポイント
1. まず国の教育ローンを検討する
金利が最も低く、返済条件も柔軟な国の教育ローンが第一候補です。世帯年収の上限内であれば、真っ先に申し込みましょう。審査には2~3週間かかるため、早めの申し込みが大切です。
2. 固定金利と変動金利を比較する
国の教育ローンは固定金利なので返済額が確定します。民間の教育ローンは変動金利が多く、将来金利が上がるリスクがあります。返済期間が長い場合は固定金利のほうが安心です。
3. 在学中の元金据え置きを活用する
国の教育ローンも一部の民間ローンも、在学中は利息だけ支払って元金の返済を卒業後に開始できます。在学中の家計負担を抑えたい場合に活用しましょう。
4. 借入のタイミングに注意する
入学金の支払い期限は合格発表直後であることが多いです。特に国の教育ローンは審査に時間がかかるため、受験前に申し込んでおくのがベストです。合格がわかってからでは間に合わないことがあります。
5. 繰り上げ返済の可否を確認する
余裕ができたときに繰り上げ返済できるかは重要なポイントです。国の教育ローンは繰り上げ返済手数料が無料です。民間は手数料がかかる場合があるため、事前に確認しておきましょう。

教育ローンの申し込みに必要な書類
国の教育ローンの場合
- 借入申込書
- 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
- 運転免許証またはパスポート
- 源泉徴収票または確定申告書(直近分)
- 預金通帳(最近6ヶ月分以上)
- 合格通知書または在学証明書
民間の教育ローンの場合
- 本人確認書類
- 収入証明書(源泉徴収票など)
- 使途確認書類(入学金の請求書など)
- その他、金融機関が指定する書類
よくある質問(FAQ)
Q. 国の教育ローンの審査に落ちたらどうする?
世帯年収が上限を超えている場合は、民間の教育ローンを検討しましょう。また、日本学生支援機構の奨学金との併用も有力な選択肢です。
Q. 教育ローンは子ども2人分まとめて借りられる?
国の教育ローンは子ども1人あたり350万円が上限です。2人の子どもがいれば合計700万円まで借りられますが、それぞれ別々に申し込む必要があります。
Q. 母子家庭・父子家庭だと金利が優遇される?
国の教育ローンでは、母子家庭・父子家庭・世帯年収200万円以下の場合に金利が年1.95%に優遇されます。また、返済期間も最長18年に延長されます。
Q. 教育ローンの返済が苦しくなったらどうする?
国の教育ローンの場合、日本政策金融公庫に相談すれば返済期間の延長や据え置き期間の設定などの対応をしてもらえる可能性があります。絶対に放置して延滞しないことが大切です。
まとめ
- 国の教育ローンが金利最安(年2.35%・固定)で最優先
- 足りない分は民間の教育ローンで補う
- 奨学金との併用も可能(使い分けが重要)
- 申し込みは受験前の早めのタイミングがベスト
- 母子家庭など一定条件で金利優遇あり
子どもの教育費は家計の大きな負担ですが、低金利の制度をうまく活用すれば無理なく資金を準備できます。

詳しい条件や申し込み方法は日本政策金融公庫の公式サイトで確認してください。奨学金については日本学生支援機構(JASSO)の情報も参考になります。
※この記事の金利・条件は記事執筆時点の情報です。最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。
🐧 ナビ助のおすすめ!


